山邑邸(2)

玄関を入り、階段を登るとまず迎えてくれるのが応接室です。正面南の海が見える開口を中心としたシンメトリーな内部で、左右に出窓タイプの大きな開口とソファーのコーナーと、本棚、暖炉の構成です。天井は、両側開口部が低くなり、座ったときに丁度落着ける高さになっています。 大きな開口部の上部は、換気の為の小窓が並びます。 換気の開口は、網戸だけで以前はガラスは無かったということです。 これだけ並ぶと開け閉めがちょっと大変ですが、光と風が流れ快適ではあります。 豊かな緑を借景とし、まるで森の中にいるような気分です。 正面にはバルコニーがあり、そこからは海が望めます。 暖炉は、大谷石の装飾が施され、重厚感が漂います。