東京女子大学安井記念館・外国人教師館

東京女子大学に残る歴史的建造物の内、アントニン・レーモンドが設計した住宅が3件。ライシャワー邸、外国人教師館、安井記念館です。 まず、安井記念館。 非常にモダンな建築で不要な装飾はいっさいせず、四角の壁を積み重ねた構成です。中央に暖炉が見え、バルコニーを持つ鉄筋コンクリート住宅です。オランダのデ・スティルの実験住宅のようです。 次が外国人教師館これは、全てがフランクロイド・ライトです。 庇の複雑な装飾と造形。玄関に対象に置かれた大きな花鉢。水平ラインを強調する大きくはね出したといった具合です。 安井記念館と同じ時期に同じ建築家が設計したとは思えないデザイン。 相当レーモンドは、デザインで苦しんでいたというか、次なるスタイルを模索していたというか・・・。