大徳寺高桐院

高校時代の同窓会があったので、関西に行ったついでに京都大徳寺に行ってきました。非常に沢山の観光客で賑わうこの時期の京都ですが、紅葉は美しく、天気にも恵まれました。 大徳寺高桐院は、以前晩夏の際一度行きましたが、紅葉のこの時期は、まったく違う表情を見せてくれてただその美しさに見とれてしまいました。 門から、母屋までのアプローチは、苔と石畳の床と両側から伸びるもみじの壁で囲まれ、静を感じる素晴らしい空間です。母屋の中に入り、暗い廊下を進むと、苔の庭に出ます。 竹林と落葉樹、そして苔の庭が織り成す奥行きを感じる庭です。 庭は、室内から開口部を額縁に見立てて見るのが普通ですが、ここは、障子が開け放たれていないため、どちらかと言えば、縁側から庭を見た方が庭の奥行き、紅葉のまばゆい色を感じるには良いかもしれません。 苔と落ちたもみじの葉の織り成す自然の文様も心にしみります。