ほうとう不動

河口湖町にできた郷土料理店「ほうとう不動」を見学しました。 設計者は、保坂猛建築都市設計事務所。 構造は、鉄筋コンクリートのシェル構造です。 遠くから見ますと、雪でできたかまくらか、雪見だいふくか・・・ ふんわりとして曲線が優しいドーム状の建物です。 建物の真ん中が厨房でその廻りがほうとうを頂く店舗。 中も真っ白で、雪の塊に包まれている感じです。 天井と壁の分かれ目が無く、不思議な洞窟。 柱が無く、開口部も低い位置にR状で付いているので、ここに家具が置いてなければスケール感が解らない建物です。 これだけシンプルにストレートに建築を内・外部とも白で作ってありますが、内部空間は開口部からの優しい光によって奥行きのある和み空間となっています。 バード面では、空調をせずに自然の風の流れや、光環境を十分に考慮した設計になっています。