まがり医院改修工事(1)

東京新宿区で循環器・内科・外科・小児科を営む診療所の改修工事です。 設計が始まったのは昨年の6月で、この5月連休を利用して工事を行い、無事完成しました。工事期間は、わずか17日という非常に厳しいものでしたが、施工者をはじめ全員の絶大な協力のもと完成できたのは、何よりも嬉しい事です。 プログでは、その工事の様子を少し取り上げていきたいと思います。 まず、既存の診療所においていくつかの使い勝手のわるさがあり、インテリアの印象もいかにも診療所という清潔感重視のものでした。 玄関は狭く、ここで靴を脱ぎスリッパに履き替えます。左が受付の窓。 診療室を片付けた様子。かなり広い診療室ですが、どことなく機能性が無いように感じられました。 先生の診療室の机廻りも書類が多く、かなり大変そうでした。 受付の窓も小さく、患者さんが良く見えませんでした。 廊下は狭く薄暗い待合でした。 今回設計するにあたっては、建築主と度重なる打合せを綿密に行い、住宅のリビングの延長上で、且つ来られる患者さんに対しても豊かな気持ちになってもらえるような高質な空間を目指しました。 まず工事を始める前に書類や薬の整理をお願いし、工事1日目は、ベッドや医療器具を運び出し、何も無い状態にすることでした。