まがり医院改修工事(6)

工事13日目。いよいよ工事最終章に入りました。 家具の取付、カーペットの敷き込み、照明器具の取付工事です。 家具は、全て後付け。造り付け工事では、納まりがいろいろあり、家具を先行取付してから壁工事という段取りになりますが、今回のような短工期においては家具は最後に取付る方法しかありません。 非常にシビアな寸法で開口部を作り、そこに精度の良い家具を嵌め込んでいきます。 壁と家具の間は目地を取り、そこでクリアランス調整を行います。 受付のカウンターは、スイッチやラン回線等設備配線が非常に多く、取付も時間を要しました。 今回床の仕上げはタイルカーペットを用いています。薬品による汚れは施主と共に厳しい検査、実験を行いました。今回のカーペットは、アメリカの Lees社のもので、糸自体に染色が施されているため、色落ちはしづらく又水で簡単に拭き取れるタイプのものにしました。スリッパの履き替えは年配者にとって手間がかかるのと、衛生的にやや不安があるため、あえてやめました。 こうして家具取付調整、設備配線、ブラインド取付等に3日間要し、クリーニングを残して工事完了しました。