フランク・ロイド・ライト ロビー邸

フランク・ロイド・ライトのプレーリー・ハウスと呼ばれる住宅群の最高傑作。シカゴ大学構内にあり、1908年ライト41歳の時の建築。プレーリー・ハウスとはライトが40歳後半までに手掛けた住宅の総称で、アメリカ南西部にある草原(プレーリー)に相応しく建つような水平線を強調した外観と豊かな内部空間を持つもの。 水平に伸びる外観と、連続する窓。3m以上もはね出した庇。 玄関は、建物の脇から長い通路を通った先にあります。このあたりは、日本的。玄関を入るとその天井は低く、階段を昇ってリビングに上がると高い天井の空間が拡がります。 外観タイルの目地は、水平方向を強調するため縦目地をタイルに合わせて着色しています。 今から100年以上も前の建物ですが、未だに斬新さを感じることができます。