東北の旅-福島県指定重要文化財 茶室麟閣

会津城の中に戻されて移築された茶室麟閣は、千利休の子小庵が建てた茶室。秀吉から切腹を命じられた千利休ですが、その子小庵をかくまったのが当時の会津藩主蒲生氏郷。 その茶室のある建物 平面図 茶室横の書院鎖の間の給仕口より、 […]

東北の旅-武者走り

大手門の渡り櫓などに簡単に昇り降りができるように設けられた階段状の石垣があり、武者走りと呼ばれています。 重い鎧を着て、急な階段を昇ったり降りたり。昔の人は体力があり、鍛えていたんです。 東山温泉から近いこの周辺には、悲 […]

東北の旅-会津若松城跡鶴ヶ城天守閣

会津若松城の跡に建てられた今資料館となっている天守閣です。 5層からなるお城。幕末は、官軍との激しい戦いの末会津藩は破れ、城もかなりの被害を受け、取り壊されました。多くの人が戦い、亡くなり歴史は動いたわけです。このお城は […]

東山温泉向瀧旅館10-桐天井の大宴会場

玄関部分の2階には、80畳を超える大宴会場があります。 一番の特徴は、格間天井にはめ込まれた1枚板の桐板です。木の柾目がとても綺麗で繊細。品格があります。 こちらが能舞台。床は、クッション性があり、音が響くようにできてい […]

東山温泉向瀧旅館9-狭さを感じないトイレ

トイレには、神様が宿ると言われていて、トイレはいつも綺麗にしておくのが良いのですが、広さに関してはなかなか大きなスペースが取れないのが現状です。 この向瀧のトイレなんですが、共用部の廊下に面するもので、大きさ的にはさほど […]

東山温泉向瀧旅館8-建築の魂は、細部に宿る

この建物の建具は素晴らしいのであります。 建築的には、外と内を結び、光、風、景色を取り入れる開口部は最も大切な部位であります。この建具の良し悪しが建築の品格を決めると考えています。今の住宅の薄っぺらさは、アルミサッシのテ […]

東山温泉向瀧旅館7-大工の腕が見える客室

泊まったお部屋からは、美しい中庭が前面に拡がり、開放感抜群でした。 畳のお部屋には勿論床の間もあります。 右側の扉が収納部分。上に空調の噴出し口がさりげなく設置されています。 よくよく見ると、とても凝ったつくり。床の間の […]

東山温泉向瀧旅館6-時の経つのを忘れ夜景を楽しむ

暗くなり光が灯ると、また違った趣が出てきます。 お月さんも顔を見せてくれました。 廊下の椅子に座ってぼんやり月を眺めていると、時間の経つのを忘れます。 現代は、余りにも時間が経つのが早く、皆時間に追われすぎな感じです。 […]

東山温泉向瀧旅館5-川の水を取り入れた池の上の建築

川の水を敷地内に取り入れ、池を作りその上に張り出すがごとく建物ができています。したがって廊下や部屋から見ると水の上にういているような印象も受けるのです。フランクロイドライトの落水荘ではありませんが、水に浮遊する建築です。 […]

東山温泉向瀧旅館4-高低差のある敷地に建つ木造建築郡

中庭を介して建物が囲んでいるのですが、地盤の高低差がかなりあり、立体的な建築が迫ってきます。 プロポーションも良くて美しい。 これだけの建築を良く作ったなーと感心しました。 当時の棟上の写真。 屋根は瓦屋根。レベル差 […]

東山温泉向瀧旅館3-高低差のあるフロアーを結ぶ階段建築

玄関の屋根 玄関脇には重要文化財の記念碑 そしてこれが多くのお客様を向かえる玄関 わくわくします。玄関にくつを脱いで上がる。やっぱり日本建築はこうでないといけません。綺麗に掃除が行き届き、何か空気が澄んでいるような感じが […]

東山温泉向瀧旅館2竏鋳ゥもやに映える建築郡

向瀧という看板が建物にマッチしています。これだけ大きな名前を建物の外壁に付けてそれがまた実に建物本体と違和感なく調和しているのは、デザイナー(棟梁)の力量か。 手前に流れる川の水は建物敷地内に流れ込み、池を通してまた […]