襖の下貼り

襖は、何枚も貼り合わせて強度を作りと奥深さを表現するものです。 特に貼りこむ枚数が多いほど、深みが増すと言われます。 人の目は、本当に優れもので、その深みを何となく感じることができるのです。日本の建築において、壁は塗り壁、床は畳、天井は木の板という具合に自然素材で囲まれ、しかも経年変化では落着いたしっとりするインテリアになるわけですが、その中に煌びやかな襖を入れることで、その華麗さが一段と映える仕組みになっています。従って襖は、ハレのものであると考えます。 下張りは、まだ途中ですが3枚 一度その状態で吊りこんで、寸法を確認し、仕上げへと移っていきます。 これもまた手間がかかる仕事ですが、出来上がりが楽しみ