存在感のある玄関の大きな踏み石 

玄関扉の前には段差解消の意味もある大きな石を置きました。 植木屋さんが2日間3人がかりで据えました。 土から出ている部分よりも地中に埋まっている部分の方がはるかに大きいのですが、人の目はよくできていまして、その存在感を感じ取ることができます。 向きも現場で相談しながら据えました。 木造住宅では土台が腐らないように地面から400mmぐらいの高さで基礎を廻すので、地面と1階の床のレベルは500mmぐらいの段差ができます。その段差をいかにしてスロープや、玄関框で吸収するかも設計者の腕の見せ所でもあります。 今回の踏み石もその意味がありますが、それよりも外部と内部をつなぐ一つの段階と言いますか、内部に入る前の結界の役目が大きいかな。