シンドラー自邸-4 庭を室内に取り込む開口部 日本の建築

有機的な大きな樹木に対峙する水平方向を強調した外観 大きな開口部は、外の景色を内側に取り込みます。横を強調したサッシデザイン コーナーの開口部も素敵でしょう。 こちらは、キッチン。しっかり梁の隙間から採光を確保し、とても明るい作業場になっています。 梁と柱を表し、水平方向に展開する空間。庭というか自然を内部にまで取り込む平面計画。自然と一体となる建築。これぞ、日本のモダン建築ではありませんか。 シンドラーはライトのもとで、日本を相当勉強したと思います。 シンドラーはアメリカでは余り認められず、同じオーストリアの建築家ノイトラがここアメリカでは多くの仕事を請け負いました。ノイトラとは、家を貸したり面倒をみたりした間柄でしたが、最後は、別れたようです。こうしてシンドラーの自邸が、長い年月を経てちゃんと保存されていることでも解りますが、後年シンドラー設計の家の価値が、ようやく認められたのでしょう。