直島家プロジェクト 石橋 焼杉外壁の家の再生

直島の家プロジェクトは、直島に残る昔からのか家屋をアートを通して再生するプロジェクトで、ベネッセの社員が中心となり、今も着々と進められているプロジェクトです。直島には、外壁に焼杉を用い、海からの潮風から建物を守り永く家を健全にさせる工夫が昔からありました。住てが高齢化し次の世代が島を離れ、置き去りにされた素晴らしい家をそのまま風化していくのを防ぎ次の世代にもつなげる。ここでは、置き去りにされた家にアートを持ち込みました。ベネッセハウスミュージアムが安藤忠雄氏設計で完成したのが1992年。今から22年前。そこから徐々にアートと建築が上手く結びつき、いまでは多くの観光客が島を訪れています。まさに地道な取り組みが、実をならしたという感があります。 ここでは、画家の千住博氏の滝の絵と襖絵をみることができます。 特に蔵の中の滝の絵は、蔵に空いた小さな開口部から差し込む光だけで鑑賞するもので、自然光と滝が見事なハーモニーを醸し出し、感動しました。