盛岡市 岩手教育会館 菊竹清訓のコンクリート打ち放し

荒い力強いコンクリートの足元部分。 どうしてそのように感じるのでしょうか。 一般的には柱と言えば、スーと伸びる四角い角柱なんですが、この岩手教育会館の柱は、四角い角柱の上に更に柱型の荒々しい表面仕上げの付いた四角柱が取りついています。 軽快な上部をアッパーライトで照らす照明もとりついています。 こちらは、公園側から見たファサード。 足元が見えないと、軽快なモダン建築にしか見えません。 やはり、この建物の肝は、重い軽いの対比にあるのではと思いました。 しっかり安定した重い基壇に載る軽快な四角い箱 あえて、四角い箱を大きくはね出したのも、そのあたりの意図が見えます。 いやー名作でした。 内部の事務所からは、この緑が全面に見えるという贅沢な環境なんです。