ガーデニングも楽しめる中庭を囲む廻廊デッキ

この家の中心は何と言いましても中庭。1階はこの中庭をエントランスアプローチから眺める庭として、そしてメインベッドルームから見て、土と楽しむ庭としての役割があります。2階はこの中庭の廻りをぐるりと廻れるプランにしました。和室から中庭を廻るデッキに出て、そのままぐるりと歩くと、キッチン脇のユーティリティーに繋がります。 リビングから見た時、単に中庭の向こうに壁があるのではなく、もう一つ廻廊という要素が加わることで、奥行がずっと出るわけで、空間の深みを増すことができました。 3階から見下ろした2階の廻廊デッキ 木のルーバーを曲線の壁に沿って設けましたが、この木ルーバーの固定がなかなか難しかった。ルーバーはL字型。どちらも見えにくい構造。 デッキ部分は幅に余裕があるのでここに花の鉢を置いたりしてガーデニングを2階でも楽しめるようにしました。 手すりの天端はスチール溶融亜鉛メッキのリン酸処理したもの。黒い感じが良いでしょう。亜鉛メッキに塗装ということも最近ではできるようになってきましたが、メンテをしないと経年変化ではがれる可能性があります。リン酸処理しますと、こんな亜鉛処理の模様が残る黒色になるので、深みが出る上、経年変化に対しても安心です。