ガエターノペッシェ オーガニックビルディング 大阪船場のランドマーク 煌びやかなエントランスホール

このオーガニックビルディングは昆布メーカーの老舗小倉屋山本が施主で、創業の地である大阪中央区南船場で後々の時代においても評価される建物を作りたいという当時社長の強い想いから始まったプロジェクトです。大阪市内に世界にたった一つしかないランドマークを創る。そこから始まるプロジェクトは多くのコンセプターや企画会社を介してイタリア人建築家ガエターノペッシェと結びつき、このデザインが発表されました。当時ベネチア大学の教授であったペッシェは、周りのインテリジェントビルの冷たさに対する有機的なビルの温かさをテーマとし、曲線でできた有機的な縦の庭にたどり着いたそうです。この建築は表層だけの建築ではなく、施主をはじめこのプロジェクトに携わった多くの人たちの想いが重なっていて、今でも十分その迫力を保ち続けています。 駐車場以外の敷地内には平面的な植栽も そして驚かされるのがエントランスホール テナントとの表記も見ていて楽しくなります。