弘前の洋館 旧藤田家別邸 変化に富む外観

登録有形文化財にもなっている旧藤田邸別邸洋館です。 まずは、外観の複雑な屋根に驚きます。 入り口正面から見て右には大きな瓦屋根が反りながら玄関まで伸びてきています。屋根の途中には暖炉の煙突が空に向かって伸びています。さらに左側の部分は切妻屋根。その間に八勝手いの塔が付き、その塔の屋根はとんがり帽子のような赤い尖塔屋根。よく納まっているなーと施工技術の高さに感心。 庭にまわって建物を廻りこんでいきますと、表情が変わります。 そして南側の庭に面する部分は、こんな開放的な窓が並ぶ美しいファサード。 正面とは違う建物かと思うようなしつらえです。 大きな瓦屋根のところには半円のドーマー窓がお洒落に付きます。 1階はテラスとなり、庭を眺めてくつろぐサンルーム 2階は個室となります。 モルタル塗りの外壁も迫力があって良いです。 設計は堀江金蔵。棟梁堀江佐吉の6男だそうです。