象設計集団 ドーモ・アラべスカ 洞窟のような壁で囲まれた落ち着くリビング

この外観は極めてユニークなドーモ・アラべスカですが、平面図は解りやすい平面図です。優れた建物は平面計画はシンプルで綺麗と言われますが、この建物もその通り。 面白いのは、リビング天井を高くするので、2階がスキップになっていること。 丸い手すりと有機的階段を昇ると、そこに2部屋、更に階段を上がることでメインベッドルームに至ります。この高低差を利用して1階が高い天井になっているわけです。さらに、この大きな壁で囲まれたリビングは、まるで洞窟のようで、適所に明かり窓が入り、非常に落ち着けるスペースとなっています。 この建物には角がありません。全てが曲面。リビングのソファーも曲面壁に合わせて丸いソファーです。角が無いということは、優しい気持ちにさせてくれるんですね。何だか安心。 (パンフより抜粋) 写真の左側の光採りが素敵なんです。吹抜けになっているところに上部から光が差し込みますし、照明も反射してキャンドルのようにも見えます。 ピアノのところもその大きさに合わせて掘りこんであります。 どう見てもコンクリート造と思いましたが、壁を叩いてみても、屋根を見ても確かに木造。左官屋さんの技術も素晴らしい。 階段踊り場。会話がはずみそうです。 久しぶりに感動する建物を見学できました。