ノルウェーの世界遺産ブリッゲン 木造倉庫群の魅力的な通路

ノルウェーの世界遺産である木造倉庫建築のブリッゲン。ドイツ中世後期に起源する貿易の保護と独占を目的にして作られたハンザ同盟。そのハンザ同盟の都市は、北海やバルト海沿岸の港のある都市を中心に拡がり、ノルウェーにおいてはここブリッゲンに根拠地を置く、外地ハンザが形成されました。本国ドイツとの間の貿易も盛んであり、このブリッゲンは、魚介類の倉庫や事務所として使われてきました。幾度の火災にも遭いますが、そのたびに原型の姿を再現し、今に至ります。今でも現役で、内部の細かく解れた部屋には事務所やショップ、レストランが入り、世界の観光客でにぎわっています。 さて、その内部へと踏み込んでいきます。 建物と建物の間にはいつくかの通路があり、その通路を抜けて奥へといきます。 床も壁も全てが木造。 こんな風に2階に上がる階段が現れます。 2階の開放廊下 さすがにもう何百年も経つ建物なので、床は水平ではなくて、あちこち傾いています。でもそこに味わいがあります。扉も相当古い。 下を見下ろすとこんな感じ 再び廊下を進みます。 隣に見える家型の倉庫も全て同じ木造の板張りなので、統一感があります。