設計はスケッチから  リビングから中庭を見る

住宅の中でもっともくつろげる場所は、やはりリビングでしょう。そこにソファーを置く場合、そのソファーに腰かけて、どういう景色や建築空間に包まれた時に、あー気持ち良いなーと感じる場面というか空気感はどんなものか。その答えは建物によってそれぞれですが、その解答の一つを見出すことが設計の醍醐味みたいなところだと思います。もちろん玄関からはいってその場所に至るアプローチ、移動することによって次々に変わる場面も大切なんですが、住む人にとってはやはりリビングかな。 ということで、そのリビングから中庭を見た時のスケッチを企画段階で描きます。 それがこのスケッチ 中庭の向こうには部屋が見えますが、これは玄関脇の和室。 その窓や、腰掛のバランスや、玄関扉との関係を考えて描きました。 向こう側の和室は平屋なので、屋根がリビングから見えます。 そしてできたものはこんな感じ 障子はこの状態が一番開いたところ。