リビングから中庭を眺める 雪見障子の楽しみ方 漆の床

中庭をリビングから眺めるのですが、ここには雪見障子を入れました。 ソファーに座った時に、腰から下の部分の障子が上に動い、庭の地面のところが見えます。障子を開けたり閉めたり、雪見障子を上げ下げすることで、中庭のいろいろな景色を楽しむことができます。障子からの柔らかい光は、やはり日本の伝統の光です。 障子を閉めたところ。夕方陽が沈み、しだいに闇になっていくとき、この障子を介しての時間は、陰影礼讃の世界をもたらしてくれます。 障子の下半分を開けて庭を見ます。 一番見える状態 ダイニング方向から見た中庭と障子の組み合わせ 床の材料は、タモ材に漆塗り。漆は京都の漆工芸家の方にお願いして材を送って京都で塗ってもらい、現場で貼りこんだものです。 足ざわりが良く、色もまだまばらですが、経年変化でとても奥の深い色に変わってきます。漆は昔から日本で使われてきた自然塗装材。戦国時代のかぶとにも鎧にも塗られていて、雨にも強い材です。 光が反射してとても美しい床になりました。 こんな障子額縁も良いでしょう。