水平ラインが美しい吉村順三の湘南の家

海と堤防の水平ラインに沿って平たい横に伸びる家が堤防の上にあります。他の建築が箱型に対して、平屋の建物は水平ラインが特に強調され、スケール感も他の物とは全く異なります。写真中央の小さな建物がその建物。設計は吉村順三氏。低くシャープでそりのある屋根が特徴で、建物の真ん中に2階の書斎の箱が飛び出しているのですが、それが船の操舵室を連想させます。 海に寄り添う素晴らしい建築です。