ギア氏設計の竹のドーム センビレッジコミュニティーセンター

ホーチミン郊外の2200戸の住宅開発地の中心になるコミュニティーセンターは、ベトナムの建築家ヴォ・チョン・ギア氏の設計です。 池に浮かぶ円錐形の茅葺屋根。まだまだベトナムには茅葺ができる職人さんが沢山いるようです。 アプローチは池を渡って建物内部へ。 建物の外周には池に跳ね出すテラスが設けられています。 そして、そのてっぺんには天窓が付いています。 ローマのパンテオンを彷彿させる、シンプルかつ力強い構造 全て竹でできた柱と梁、屋根は圧巻です。 竹はひもで束ねて、構造体としており、耐力は相当なもの。 柱脚部にはこんなに竹が密集しています。 この建物は28個の竹のフレームユニットからなります。それらが集まり直径22mの大きな円形ホールを形成します。 このセンターは住民が集まり、集会やパーティーの会場として設けられたもので、円形平面のホールに付随してトイレやキッチンオフィスを完備 しなる竹の力強さは、視覚的にも力強さを感じさせてくれました。 茅葺き屋根のトップライトにはガラスの蓋がかぶせてあります。