ベトナムの建築集団 a21studio 事務所を訪問

今、ベトナムでもその活動が注目される建築家集団a21studioの事務所を訪問しました。 ここは、2つ目の事務所で、引っ越してきて間もないということでした。 設計集団の特徴は、港で見つけた廃材等を巧みに建築に用いてデザインすること。 たしかにこの事務所もところどころに、パワーや質感を感じる部品や柱が適材適所に用いられ、楽しい空間ができていました。 まず、外観。市街地の入り組んだ細い道の突き当りに丸い開口がある建物が見えてきます。 開口部には折り畳みのスチールドアがはいります。 入り口は別で、そこから入ると、中庭に。右の扉が、先ほど正面に見えた折りたたみ戸。 2階が事務所になっています。 靴を脱いで入ると、1階の土間空間。 窓の無い、開放的なピロティー 柱は、鉄の柱で、これはどこぞの廃材かわかりませんが、迫力あります。また天井もスチールの格子天井。梁は木です。 白い塗装されたモルタル壁の質感が荒くて心地よい。そして用いられる部品の素材感が際立ちます。 右は、庭になっていて、建物がその庭を取り囲みます。 この土間で、模型製作も行うとの事でした。 土間の向こう側に円形のくり抜きがあり、その奥が階段になっています。 なかなか、昇りたくなる衝動にかられる階段ではありませんか。 柔らかいアールの開口部が良い感じです。