神奈川県藤沢市の市民会館の庭に、建築家遠藤新が設計した住宅「旧近藤邸」が移築され、現在は、カフェとして利用されています。 大きな広い高原に水平性を強調した「ﾌﾟﾚｰﾘｰﾊｳｽ（草原住宅）」デザインで、アメリカ建築界に旋風をおこした建築家フランクロイドライトから、多くのことを学んだ 遠藤新の初期の設計。師匠のライトの影響を強く残しながらも、日本人の生活様式に合致した建物になっています。 屋根は、寄棟なので、屋根勾配もありますが、その勾配が緩いので、屋根面が遠くからは気にならず、水平方向の力が感じられます。 外壁は横のラインを強調する板貼り。 2階の大きなテラスも水平方向を強調させる要素です。 こちらは、庭側の外観 パーゴラを支える太い柱の列柱が特徴 また、ここからも見える開口部の枠のデザインもモダンで、和にもマッチしています。右には水盤。 玄関の方へと進みます。 訪れる人を導き寄せるｴﾝﾄﾗﾝｽ 上から見た模型。　ルーフﾃﾗｽが大きい。 横から見た模型