レム・コールハ-ス ディー&チャーリーズウイリーセンター
現代建築界のトップ建築家の1人であるOMAレム・コールハース設計の劇場コンプレックスです。場所は、シカゴの芸術区の一画で、昨年紹介した建物群のひとつ。いくつかの劇場を縦に積んだものですが、それぞれ大きさも異なり、それを豊かな空間性を持たせながら一つのボックスの中にパズルのように組み込ませています。下の方の階は斜めの柱によりボックスを持ち上げて柱の本数を減らすことで大きな劇場空間を確保しています。
外観は、アルミ円筒のルーバー。現代彫刻のような印象で圧倒的存在感があります。構造の斜め柱は、上部に一部見えるだけです。1階は大きなホールとなっていますが、ガラスには斜めの模様が描かれその機能自体は、外観からは認識できません。
街区に建つボックス。彫刻のような存在感。
上部に斜め柱が少しだけ見えます。太陽の光で輝くボックス。
手前が駐車場。劇場へと繋がるシースルーエレベーターがアクセントとなり建物に躍動感を与えると共にこの建物が何か息をしているようにも感じます。
エントランスは1階では無く、スロープを下った地下1階にあります。
観客は、ガーデンのあるスロープをゆっくりと下りながらエントランスに入り、そこからエレベーターで上部の階へと吸い上げられていきます。わくわくするようなアポローチです。
この投稿へのコメント
場所はダラスではないでしょうか