1つめのこだわり

居心地が良く快適に
暮らせる空間

リビング・ダイニング・ファイヤースペース

リビングやダイニングにおいてまず考えるのが、ソファーやダイニングチェアーに座った時の感じ方です。


そこに座った時の視線や風の抜け、庭や空や景色など外部環境とのつながり、天井高さとスケール感、そしてキッチンや、階段、暖炉や本棚等の位置との関係性に十分配慮し、その場所にいつまでも留まっていたくなるような空間を創り出します。

キッチン

キッチンは、ただ食事を作る場所から、家族や仲間達と食事を作り会話を楽しむ場所へと変化し、更には勉強スペースやリビング機能と一緒になった家の心臓部となる場所へと変わってきました。

また忙しい現代社会においては、キッチンは料理を介して、家族や仲間が集まり、人と人のつながりを確認できる場所とも云えます。

食事を作り食べる場所という役割を超えた、多機能で、心の拠り所にもなるキッチンを創り出します。

家族と会話しながら料理し、食事を楽しみ、勉強もできるキッチン

エントランス・アプローチ

外と内をゆるやかにつなげ、エントランスやアプローチを介してひとつの 「間」を作ります。

外からいきなり内にはいるのではなく、そこに「間」があることで気分が変わり、気持ちを切り替えることができます。

そこは、光や風など自然を感じ、ふと自分に戻れる場でもあります。

階段・廊下

階段を建物のどこに配置するかによって、見え方、感じ方は随分変わってきます。

図面を鉛筆でなぞりながら、空気の流れや視界の開け方などをイメージし、階段の位置を決めていきます。

階段は上下を結ぶ吹抜けとなるので、光を上から下へと採り入れる光の筒にしたり、風を下から上に抜く通り道として考えます。

また移動手段だけではなく、階段に座って外を眺めたり、読書をしたり、仲間とおしゃべりしたり、と多機能に楽しめる場所にすることも考えます。

そして廊下もまた、ギャラリーやライブラリー、スタディースペースとしての意味を持つものに創り込みます。

ベッドルーム

1日の疲れを癒すベッドルームは、まず第一に落着いて睡眠がとれる場所にします。

また、寝る前に読書や、軽くアルコールを楽しむなど、夜のリラックスしたひと時を過ごす場所にもなります。

ふとん敷きにして、昼間はオープンスペースにしたり、家具の配置を工夫して、小さな書斎を設けるなど、ライフスタイルに応じたフレキシブルな空間を創り出します。

書斎

書斎は、家の中で1人になって、読書や物書き、趣味の音楽演奏、鑑賞などを楽しめるプライベートスペースです。

自分の好きなものに囲まれて過ごせる、リラックスできる場所でもあります。 そんなスペースを部屋のコーナーでもよいので設けるようにします。

和室の中に組込んだ掘り炬燵式の書斎

浴室・洗面・トイレ

水廻りは、身体や心を清め、新しい活力を生み出す場所です。

水廻りならではの素材や色使いを用い、気持ちが切り替わる場所を創り出します。

外観

自然に囲まれた環境のなかでは、圧迫感が無く、できる限りナチュラルに、 周囲の自然に沿うような外観にします。

都市や住宅街においては、経年変化を楽しめる自然素材を用いたり、建物を道から少しセットバックさせて間を設けたりと、街やそこを歩く人にちょっとした安らぎをもたらすような外観にします。