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「気」の高い建築を創る
大地の持つ「気」を上げる為、大地の電気量を半永久的に高める「炭素埋設法」を用い、その上に建物を配置します。
建物がいくら良くても、その建物が建つ足元の大地の「気」が低いと、そこに居る人の健康や気運、建物自体の寿命にも響いてきます。
全ての大地は電気を帯びており、その電気量(電子量)が多いほど人は健康で居られることがわかっています。
その電気量をより多くするために「炭素埋設法」を使います。
「炭素埋設法」は、大地に穴を空けることで集まってくる電気を、純度の高い炭素(ピッチコークス)を埋設することで蓄電し、高まった電気を
半永久的に持続させる方法です。
出来うる限り自然エネルギーを利用し、自然に対して負荷をかけない建物とします。
自然通風や夏の日射制御は無論のこと、太陽光パネルや蓄電池を利用したZEH(ゼロエネルギーハウス)としたり、基礎コンクリートを利用した
基礎蓄熱暖房、空調機1つでのフロアー冷暖房を行う設備システム等を用いることで、
自然に負荷をかけない快適な建物とします。
人が気持ち良く感じる建物は、天井の高さや空間の大きさからくる優れたスケール感や、視線の抜けから生まれる解放感、移動した時に移り変わる映画のシーンのような流動感、光を伴う静寂感、環境との連続感を持ち併せています。
そのようなシークエンスを五感で体感できる建物とします。
安らぎをもたらす場・多様なコミュニケーションが生まれる場・仕事や家事に専念し効率を上げられる場、そして機能に捉われない「無駄とゆとり」の場を建物の随所に散りばめ、居心地良くいつまでも居られる建物とします。
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「自然」と繋がる建築を創る
内部に居ながら外部を感じる。外部に居ながら内部的な使い方ができる半外部空間(アウトドアリビング・ダイニング)を建物に取込みます。
外から玄関に至る部分あるいは玄関から諸室に至る部分に、自然との緩衝帯としての半外部空間や、自然を無意識に感じることができる、機能が曖昧な余白の空間を設けた建物とします。
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「力」を感じる建築を創る
力のある建築は、時を超える建築でもあります。世代をまたいでもその時々の使い方に対応ができ、経年変化しても価値観が変わらず、使い続けられる建物とします。
力のある素材で、空間を構成する。
人が居る空間は、様々な素材によって囲まれおり、意識するしないに関わらず、そこからの影響をいつも受けています。
力のある自然素材を用いることは無論のこと、素材がもともと持つ力を大切にしながら、新しい見え方や使い方をすることで、今までとは異なる素材の価値を見出し、建物に反映します。