逗子桜山の森に溶け込む家
- POINT
- 桜山の緑に溶け込むダークグリーンの木壁と白塗装の壁が織りなすコントラストのある外観
- ダイニングやゲストルームと庭をつなげる屋根のかかるデッキテラスを中心にした家
- 30度角度を振って庭を囲い込む様に配置、近隣からも一切見えないプライベート空間のある家
神奈川県逗子市の逗子海岸近く、多くの樹木で覆われた桜山のふもとに桐ヶ谷邸はあります。
家族構成は、会社を経営するご主人と奥様、3人の子供達の5人家族。
大自然が好きなご家族にとって、この土地は先代から受継いだ記憶の残る場所でもあり、桜山の溢れる緑をいつも身近に感じながら、豊かな自然環境とひとつになれる家を目指しました。
建物は、庭を囲い込み、1階の各部屋から近隣の家が全く見えないように30度振ってL字型に配置。
1階には家族が集まるリビング・ダイニング・キッチンと、近所の子供達を集めて開く英語教室としても利用できるゲストルーム、内部と外部を緩やかに繋ぐデッキテラスを設けました。
屋根の架かるデッキテラスは、桜山や庭を見ながら寛げる空間で、アウトドアリビングとしても使われます。
訪問客が多いこの家のリビングは、床を1段下げ、階段やキッチンカウンターを含めて人が集い、団欒しやすいスペースとしました。
2階はロフト付きの子供部屋3室と主寝室、桜山が見えるビューバスや洗面スペースと、大きなルーフテラスからなります。
子供部屋は、屋根裏のロフトを利用して、最小限のボリュームながら、広さを感じられるスペースとしました。
大きなルーフテラスからは、四季折々の桜山風景を目の前に見ることができ、開放的な気分を味わえます。
外壁は、この桜山の緑に寄添う様に木板貼りに深い緑色の塗装を、人が出入りするスペースには明るい白塗装を施し、優しいコントラストのある外観としました。
省エネが求められる昨今、この家は太陽光パネルと床下冷暖房空調を用いたゼロエネルギーに挑戦した住宅でもあります。
ダークグリーンに塗装した木の外壁
1階のリビング、ダイニングのサッシは木製断熱サッシ
屋根の架かる1階デッキテラス
人が触れる部分は白い塗装に、その他はレッドシダーのボード&バテンの木板外壁
敷地角にある大ケヤキと道路側外観
道路側外観
既存の石を積み直したアプローチの石段
緑の中を進む玄関アプローチ
玄関入った正面の窓から庭を見る
子供達の英語教室が行われている時は、保護者の待合いの場所にもなる。
広い玄関土間
玄関とワークスペース
子供達の英語教室としても使うワークスペースは玄関のすぐ脇に配置
デッキテラスとつながるダイニング
庭へはデッキテラスを介してダイレクトに繋がります
奥はリビング