レトロな雰囲気を残す喫茶店「伴茶夢」リノベーション

POINT
レトロな雰囲気を残したまま、新しいデザインを融合させた OLD&NEWを楽しめる喫茶店

JR目白駅前にある、創業1977年の老舗喫茶店「伴茶夢」のリノベーションです。

レトロな雰囲気を保ちつつ、新しいデザインをどう融合させるかがデーマでした。

長年親しまれてきた雰囲気を保つために、木のアーチフレームや舟底天井の梁、レンガの腰壁を残しつつ、壁、天井、 床の仕上げを新しくしました。

また厨房廻りは、レイアウトや厨房機器共に一新しましたが、既存の木フレームによるデザインを踏襲して 木の額縁を廻し、新しい空間が感じられるように、その中に連続した絵画のような北欧デザインクロスを貼りました。

明るく生まれ変わった伴茶夢のテーマカラーをオレンジ色(伴茶夢オレンジ)とし、客席のベンチや椅子、カウンター前の壁タイル、 外部看板や階段天井にオレンジ色を用いています。

新しくなった伴茶夢が、これから先もお客様に長い間親しまれることを願うばかりです。

目白通りに面した、小さな入口

老朽化した看板を作り替え、テーマカラーの伴茶夢オレンジに塗装
珈琲豆をかたどったデザインは、既存のものを利用した。

地下店舗への階段室

既存の部分を残し、天井を伴茶夢オレンジに塗装。
壁の一部をレンガ貼りに。

新しく改修した厨房廻りとカウンター席

使いずらかった厨房は一新。機能性を重視した厨房機器の配置とした。
新しい壁面は、木フレームを額縁としてデザインクロスを貼り、連続する絵画のような壁とした。
クロスは、ボタスタベータ―というブランドのスカンジナビアンデザイナー2というシリーズの中の一品

階段室が見えるガラス開口

カウンターと半オープンな厨房

カウンターからの厨房への目線を抑える為、カウンター前の壁を立上げ
スリット状の開口とした。

カウンター立上り壁のトライアングル形状のタイル

イタリアのデザインタイル(ヒラタタイル)。3Dトライアングル形状のシャープな赤と緑のタイルを千鳥模様とした。

OLD&NEWを楽しむ客席

中央の梁から向こう側は、レトロな雰囲気を残すインテリア。
手前は新しいインテリアとし、新旧どちらも楽しめる空間とした。

木の梁や、アーチフレームを残したレトロ感を楽しむ客席

右の壁面の銅板でできたレリーフは、既存のものを洗い流し再利用
左の壁面の額縁の部分は、新たにデザインクロスを貼った。
こちらのクロスもボラスタベーターのエッセンスというシリーズ

既存デザインを残した客席

中央を区切るアーチフレームや、腰のレンガ壁は既存利用

舟底天井の形状を活かし、木毛セメント板を貼った天井

舟底天井の梁は既存利用とし、天井は木毛セメント板の仕上げに変更。

迫力ある壁の銅板レリーフ

デザインクロスを貼った、落ち着くトイレ

洗面室とトイレに分かれていた洗面スペースは、間仕切りを撤去して
広さを感じるワンルームトイレとした。
壁のクロスは他と同じくボラスタベーターのもの