床屋のタナカ(床屋サロンのある家)
- POINT
- 街に溶け込む、焼き杉の壁と大きな庇の構えのある外観
- ダークブランを基調とした落ち着く床屋サロン
- 障子からの淡い光で満たされるリビング・ダイニング
床屋のタナカ http://www.salon-tanaka.jp
阿佐ヶ谷で長年床屋さんを営んできたご夫婦が、新たに規模を小さくして始めたプライベートな床屋サロンです。
1階が床屋サロンと控室、2階と3階がオーナー住居の木造3階建て。床屋サロンの入口と住まい玄関を斜めに並べ、ダークブラウンの木製サッシと、焼き杉の壁で玄関らしさを表し、大きな庇を架けることで、まとまりのある店舗のファサードとしました。庇の軒裏にも焼き杉を貼っています。
道路からは、段差無しに店舗に入れるように、デッキ材によるスロープを設けました。
床屋サロンはダークブラウンを基調とした落ち着くインテリア。壁にはハサミや、アイロンなどを納める造付収納を設けました。
2階は、リビング・ダイニング・キッチンとお風呂・洗面の水廻りをコンパクトに納め、窓には障子を嵌め込むことで、暖かい空間ができました。
街に溶け込む外観
1階に庇を設け、真ん中の玄関廻りの壁を木とすることで、締まりのあるファサードにしました。
2,3階には大きなベランダを設置
中のサロンが良く見える大きな窓のある玄関廻り
入口廻りの壁を下げることで、玄関前にちょっとしたゆとりのスペースを設けました。
サロンの入口と住まいの玄関が並ぶ1階エントランス廻り
ガラスの入った扉が床屋サロンの入口。手前の木扉が住まいの玄関ドア
庇の軒には焼き杉を貼り、玄関廻りをダークブラウンで締めています。
1階のプライベートサロン
外壁の窪みを利用した待合スペース
右のちょっとしたスペースには椅子を置き、待合にしました。
ダークブラウンの造り付収納
壁の収納は、ハサミやアイロン等、床屋道具の全てが納まっています。
シンプルで明るい店内
住いの玄関
2階の大きなワンルームのリビング・ダイニング
障子の入った窓
窓には障子を入れることで、部屋全体が柔らかい感じに変わります。
キッチンとリビングの連続した壁面収納
システムキッチンの幕板を利用して、キッチンからリビングと、同じ面材の統一感のある収納にしました。
正面左は、パソコン作業を行う主婦スペース。