サーフィンを楽しむ湘南の家
逗子海岸のすぐ近く。家族でサーフィンを楽しみ、サイクリングもやるスポーツ一家の家です。
海と建物とのつながり。海で遊んで帰ってきてからのすごしやすさとスムーズな動線。
土間の活用と、部屋との連続性。リビングと子供部屋との緩やかな関係性。家全体を動き回れる回遊性。
外部空間とのつながり。家族の気配をいつも感じられるコンパクトでありながら拡がりを感じる家。
そしてインテリアでは、フランス赴任の際に購入した家具が、溶け込むような家がクライアントの要望でした。
敷地は台形で、南側道路で残り3方は住宅で囲まれた土地です。
外観は、左官仕上げの塗壁で、壁の中に中世ヨーロッパにあるようなアーチ型の門扉を象徴的に設けました。
正面の壁には漁港で見られるようなブラケット照明とオシャレなタイルの表札がつきます。
門を開けると半外部のエントランスホールが現れ、そこにシャワースペースが設けてあります。
シャワースペースには屋根が無く、壁で囲まれた半外部。光はエントランスホールを明るく照らします。
海でサーフィンで思いっきり遊んだあと、このシャワーで身体に着いた砂や塩を洗い落とし、サーフボードやウエットスーツも綺麗にして収納にしまいます。
シャワースペースの左は浴室へとダイレクトにつながる扉。右がサーフボードなどの収納扉
海で冷えた身体をお風呂で温めます。
手前左の扉が、玄関扉。このエントランスホールは半外部で、床の仕上げも外から連続している大判のタイル床。
玄関扉を開けてもタイル土間はそのまま続きます。
玄関ホールは、壁にサイクリング自転車を掛け、そのメンテナンスもここでできるというタイル土間のマルチスペース。
玄関ホールから左を振り向くと、光が注ぎ込む吹抜けリビングや外部庭と繋がるダイニングスペースが拡がります。
吹抜けのリビングは、ハイサイドライトからの光が十分に入り、壁と家具で囲まれた明るく落ち着いた空間です。
吹抜けリビングに面して2階の廊下、スタディースペースが取り囲む構成。
背の高い収納家具は、フランス滞在時代の想い出のもの。
そしてリビングの奥には、3畳弱の和室を設けました。
3畳弱の和室は、ゲスト寝室にもなりますが、こもり部屋としても面白いスペース。
ここに入って海で遊んで疲れた身体を休めるのも良し、読書にふけるのも良し。
2階は、子供部屋と、主寝室。それに吹抜のリビングを見下ろせる面にスタディースペースを設けました。
スタディスペースは廊下にそって、ドーンと長いカウンターを作り、そこで好きな作業ができるというもの。
また2階の外部デッキテラスへは、このスタディースペースから出られます。
そしてこの2階デッキテラスは外部階段を使って、1階のデッキとも繋がります。
子供達がぐるぐると家の内や外を廻れるような構成