水上レジデンス2
水上高原に計画された高級レジデンス
急な斜面に建ちます。
敷地正面には美しいゴルフコースの向こうに谷川連峰の勇姿が眺められ、その景色を建物内部に存分に取り込むよう配置計画を行いました。
斜面に沿っていくつかの建物が重なりあうようなデザイン
一つの大きなボリュームを見せる事無く、いくつかに分節することで、ボリュームによる圧迫感を抑えました。
石の基壇の上に木造大屋根が載るデザイン。
屋根の重なる外観のスケッチ
豪雪地帯の為、雪は谷へと落とすように屋根を架ける向きを考慮します。
大きな屋根の部分はリビング・デッキ。下の小さな屋根は浴室の屋根。
全体アクソメ模型1-変化に富む空間構成
床と柱で建物全体の構成を表した模型です。
左奥がエントランスで、スロープや階段を下りながら、どんどん空間が変化していきます。
手前の一番下の部分が浴室
全体アクソメ模型2-動きながら空間を楽しむ建物
急な斜面を利用した沢山のレベル差があります
それぞれのレベルで違った風景を切り取り、目を楽しませてくれます。
エントランス外観スケッチ
敷地の一番たかいところがエントランスです。
左の回廊を通りながら内部へと導かれます。
エントランスアプローチ
エントランスへのアプローチは樹林を眺めながらの通路空間
螺旋階段とスロープで構成された階段室
エントランスを入ると向きを変え、スロープ空間になります。
螺旋階段は、上部の和室へと上がるもの。
和を感じる階段室
スロープの壁は竹
光が注ぎこみ、竹の壁に陰影を付けます。
スロープは、ゆっくりと視線が移り、時間が少しゆっくりとなる装置です。
アプローチとは180度違う方向の景色を楽しみます。
教会のようなリビング
スロープを下りて、目の前に拡がる大空間のダイニング・リビング
手前がダイニングで、階段を数段下りてリビング。そして外部のデッキ空間へと繋がります。
谷川連峰を望むリビング・デッキ空間
妻側の大きな開口からは、遠く谷川連峰を見ることができます。
非常に開放的な空間
暖炉はリビング側と屋外デッキ側と両方使えるもの。
段差を利用した視界の拡がる大空間
ダイニングからも谷川連峰を目の前に眺めることができます。
ダイニング脇の畳スペース
掘り炬燵のある畳スペース
畳のあるこのスペースでは、カウンター越しに食事ができます。
開放的な浴室
最後のレベルにあるのがこの大浴室
ゴルフ場の緑を眺めながらゆったりとした時間が流れます。