小網代湾を望む家

コンセプト
敷地は、神奈川県三浦市の小網代湾を望む場所にあり、この絶景を楽しみながら過ごす夫婦2人の週末の家です。この家では、いかにして外の環境と繋がり、いつも自然を感じながら過ごせる住空間を創るかがテーマでした。1階の玄関から入るとそのまま土間空間(エントランスホール)、そして海が見える半外部のアウトドアリビングへと繋がります。その土間空間を挟む形でプライベートなベッドルームとゲストルームがあります。ベッドルームでは浴室を窓際に配置。海を見ながら寛げる水廻りとしました。2階は、リビング・ダイニング・キッチンのワンルーム。小網代湾の景色を目一杯室内に取り込むように建物をL字に折り、そこに横長の大開口を設けました。窓の下枠の高さ抑えベンチ状とし、海を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。33坪のコンパクトな家ですが、いつも小網代の海を身近に感じられる家になりました。
1階平面図

玄関側外観
切妻屋根、白い外壁のシンプルな家型の外観。

玄関外観
木の壁と一体化した暖かみのある玄関廻り。船舶照明が暖かく迎えます。

アウトドアリビングへと繋がる玄関ホール(土間空間)
玄関扉を開けると視線は一機に外へと向かいます。右のステップの先がプライベートなベッドルーム。

階段
開放的な玄関ホールから一旦閉じられた階段室。その先には再び開口的な空間が待っています。

2階平面図

ダイニング・キッチン
木で囲まれた暖かみを感じるLDK。木の構造材をそのまま表した舟底天井。

リビング
L字に曲がる大開口からは、美しい小網代の港が見下ろせます。
