フランクロイドライト アリゾナビルトモアホテル 黄金に輝くホテルロビー

ホテルロビーの素晴らしさにはしばし見とれてしまいました。外壁と同じタイルの貼られた壁と梁型。その梁と梁の間の天井には金箔が貼られ、黄金色に輝き、インテリアの建築化照明と相まって、不思議な世界を創り出していました。 スケールも人間に合わせた丁度良いスケール。大きすぎることもなく、また狭さも感じない、居心地の良い完璧なスケール感です。 照明の配置も抜群でしょう。 2階には通路バルコニーが廻っているので、のっぺらぼうな壁にならず、奥行の感じる陰影ある立面となっています。 振り返って見ると、宴会場ホールへの入り口が正面に見えます。 金箔の貼られた天井。経年変化もあり、成金的ないやらしさは全くなく、ちょっと渋めのきいた金色。天井には補修の跡がありましたが、今ではこの金箔を施工できる職人さんはいないそうです。