黒石ほるぷ子供館

建築家菊竹清訓が設計した黒石ほるぷ子供館(3) 大きな屋根を支える棟持柱

建物正面の大きな半外部空間 屋根が半外部空間を覆い、天候に関係なく子供達が遊べるスペースを提供しています。 その大きくはね出した屋根をどのように支えているか。 まずは、屋根の頂部を横に走る棟木を支える丸柱がドーンと建物 […]
黒石ほるぷ子供館

建築家菊竹清訓が設計した、黒石ほるぷ子供館(2) 半外部の読書コーナー(現玄関)とロフトが生み出す落ち着きのある空間

建築家菊竹清訓が設計した建物ではかなり小ぶりのものですが、そこに表現されている全てが、菊竹さんの世界観を表していました。 僕が特別感動したのが、この半外部空間。 今まで自分が設計をする中で、いかに内部と外部が上手く溶け込 […]
黒石ほるぷ子供館

黒石ほるぷ子供館(1) 建築家菊竹清訓設計のプロ―ポーション抜群の平屋建築

青森県黒石市に建築家菊竹清訓が設計した図書館 黒石ほるぷ子供館を訪ねました。子供館は、子供の為の図書館であり、遊び場でもあります。 黒石市の温湯字派の小さな温泉街に入る手前にあります。 道路から進んで行くと、その道路の突 […]
谷村美術館

谷村美術館(2) 大地から盛り上がる建築  築40年

村野さん設計の箱根プリンスと箱根樹木園を学生時代に初めて見たときに、建物が大地から繋がっているようなディテールに衝撃を覚えました。 ザラザラした吹付仕上げがなだらかに地面に潜っていく。そして植物が建物際まで入り込んできて […]
谷村美術館

谷村美術館 村野藤吾の最晩年作 回廊のある美術館

念願の谷村美術館をようやく見ることができました。 新潟県糸魚川市にある美術館で、彫刻家沢田政廣の仏像の彫刻を展示しています。 設計は村野藤吾 村野さんも沢田さんもどちらも文化勲章を授与されています。 村野さんの最晩年の作 […]
国立能楽堂

国立能楽堂(2)広間から見所まで、流れるようなシークエンス

さて、この落ち着いた広い空間が広間 広縁から広間に入るところ 長い廊下である広縁の柱は角柱。広間は丸柱。ここで結界を表現。 廻りの壁をぐるりと格子と障子が取り囲みます。 障子からは、自然光のような光が照明によって入ってき […]
国立能楽堂

国立能楽堂(1) 建築家大江宏の代表作 

千駄ヶ谷の駅から歩くこと5分。 近くを高速道路が通っているとは思えない閑静な場所に国立能楽堂は建っています。 建物が完成したのが1983年。設計は建築家大江宏 敷地は十分に広くない事、廻りが住宅街であることから、建物を住 […]
渡邊翁記念会館

シンプルなれど、心に響く階段 村野藤吾の階段デザイン 宇部市渡邊翁記念会館

村野藤吾の階段は、いつみても魅力的です。 村野さんの独特な有機的な階段は、デザインするほうも、それをつくる職人技も非常にレベルが高い。 今では、なかなかやろうと思ってもできないデザインの数々が残っています。 さて […]
渡邊翁記念会館

山口県宇部市 渡邊翁記念会館(7)造形が素晴らしいVIP用階段と貴賓室

こちらは、VIPが使う裏階段です。 一般の人が使う階段と違う動線がやはり必要なんです。 この有機的なうねる階段は、やはり村野さんの力量がなせる技。 考える方もすごいですが、それを実現させる職人技も凄い。 で、その階段を登 […]
渡邊翁記念会館

山口宇部市 渡邊翁記念会館(6) 屋上の造形は、船舶をイメージ 村野藤吾

渡邊翁記念会館の屋上です。 ここは、結構造形的に面白い。 屋上から、さらに上に登る階段のデザインは、とても有機的な造形です。 曲線で構成されるらせん階段 そして、船のデッキのような最上階 なぜか、柱が1本飛び出してい […]
渡邊翁記念館

山口宇部市 渡邊翁記念会館(5) 今も市民に愛される大ホール

それでは、メイン空間である大ホールに入ります。 シンプルな形状ですが、目が行くのは天井 村野さんらしい有機的な造形があちらこちらに見られます。 ラインが柔らかい 間接照明が効いています。 そして、2階客席後ろの造形も面 […]
渡邊翁記念会館

山口宇部市 渡邊翁記念会館(4) 建物の歴史を展示したコーナー

戦前に建てられた渡邊翁記念会館です。 その建物の特徴は、鉄骨のアウトフレームによる大空間 大きなホールを無柱とするために、鉄骨フレームで飛ばしています。 これが、建て方の時の写真 上部から見た竣工時の写真 模型です。 今 […]