失われる名建築 村野藤吾 日本興業銀行本店

またまた次世代に残すべき名建築が姿を消します。ぼくが思いますに、建築はその中で暮らし、仕事した人たちのいろいろな思いがつまっている宝石なんですよ。ただの物ではなく、魂というか想いが残っているわけ。激動の時代に多くのサラリ […]

日本綿業倶楽部(綿業会館)地下のグリルから上がるうねる回り階段

綿業会館の地下にある会員および同伴者専用のグリルです。 内装な何度かリフォームされていますが、つい立壁となるブルーのモザイクタイルの壁は当初からのもの。 そして地下から1階に上る階段が、いかにも村野さんらしいデザインとな […]

鏡の間 装飾を抑えながらも貴高さを備えた会議室 アンモナイトの床 綿業会館

貴賓室の隣には、アンピール・スタイル(ナポレオンのフランス帝国時代の美術様式)と呼ばれる装飾を抑えたデザイン的特徴を持つ会議室が続きます。 天井を縁取る楕円の模様がシンプルで美しい 正面の扉には、鏡がはめ込まれています。 […]

控えめな装飾と、ウォールナットの壁が高貴さを表現する特別室 綿業会館

談話室に続くのは、貴賓室と呼ばれる特別室。 クイーン・アン様式のインテリアと言われます。イギリスアン女王の治世に見られた美術・工芸様式で、ロココ調ではあるが控えめな装飾、動物の脚をかたどったテーブルなどが特徴。 確かに […]

京都泉涌寺の窯場で焼かれた泰山タイルが貼られた豪華で高貴な談話室 日本綿業倶楽部(綿業会館)

この日本綿業倶楽部(綿業会館)において、もっとも設計に力をかけて完成したのがこの談話室です。当初吹抜けではなかったものを、2層吹抜けの大空間にしました。ここの壁の一部に貼られたタイルは、京都で焼かれたもので、1枚1枚設計 […]

吹抜けを上がる迫力ある大理石の階段 綿業会館吹抜けホール

さて、吹抜けエントランスホールの目玉であります階段を昇ります。 アーチをくぐり広い階段を見上げる 中間踊り場からエントランスホールを見ます。 2階の廊下が、この綿業会館吹抜けエントランスホールをぐるりと廻っているのがわか […]

床の段差を設け、拡がりを感じさせる会員食堂 綿業会館

1階吹抜けホールに接して右奥にあるのが、綿業倶楽部の会員の為の食堂です。 階段脇の開口部扉から中に入ります。 大きな食堂部分は、数段ステップを下がったところにあるので、入った時にその広さが認識されて、拡がりを感じます。入 […]

日本綿業倶楽部(綿業会館)イタリアルネサンス調2層吹抜けエントランスホール

まず、ガラス扉を開きますと、この2層吹抜けのエントランスホールが訪問者を出迎えます。正面には日本綿業の発展を願い、この会館の創設を遺言として残した岡常夫氏の銅像が座り、背後には2階に上がる階段が対称形に設けられ、厚い石の […]

大阪の宝 日本綿業倶楽部(綿業会館)重要文化財を見学する

以前大阪をぐるっと廻った時にこの綿業会館の外観をみましたが、見学を申し込んで、中を見てきました。建物は戦前の昭和6年の建設で設計者は渡辺節。村野藤吾がチーフドラフトマンとして設計した建物でもあります。大阪城の天守閣と同年 […]

村野藤吾 横浜市庁舎 大きな踊場のあるダイナミックな階段

横浜市庁舎の市民ホールの吹抜けには2階にあがる階段が象徴的に付いています。 吹抜けの階段はその空間の良し悪しを左右する大きなデザインポイント。ここはさすがに村野さんの階段がドーンと付いています。 面積をぎりぎりのところで […]

村野藤吾 横浜市庁舎 辻晋堂作壁面レリーフが続く市民ホール

玄関から入ります。 低くなったところから、内部壁面にはタイルのレリーフが続いていきます。 そして2層吹抜けのある市民ホールへ出ます 開放感がある市民ホール 壁面一杯に拡がるタイルの力強いレリーフは辻晋堂の作品

村野藤吾 横浜市庁舎 グリッドの美学

久しぶりに横浜市役所に立ち寄りました。仕事でしょっちゅう来たことがありますが改めてじっくり見ました。この横浜市役所は1959年竣工ですからもう56年。設計は村野藤吾。高層棟と中層棟の2つを2階建て低層棟が結ぶというC型の […]