村野藤吾 森田ビルディング 迫力がある四角い窓と黒い外壁のオフィス

続いて訪れたのは、道路交差点に建つ黒い外壁のオフィスビル。大阪船場の中に建てられた森田ビルディングです。ガラスは黒く見える熱線反射ガラス。外壁は、黒い御影石。白い明るい建物が多い中で、この黒い建物はインパクトがあり […]

村野藤吾 フジカワ画廊 ガラスブロックと横連窓開口による明るいオフィス 踊る階段手すり

大阪瓦町にあるフジカワ画廊のビルです。ファサードはガラス横連窓とガラスブロックからなり、両側にはベランダを配します。ガラスブロックからは光のみを採り入れ、開口部からは大きな通りを見る。内部は光に満たされたオフィス […]

村野藤吾 梅田吸気塔 銀色に渋く光る都市の彫刻

もう35年ぐらい前、大学の予備校に通っていたとき、よくこの吸気塔の前を通り過ぎていました。何だか不思議なものが建っているなーと心のどこかに記憶されていました。久しぶりにこの吸気塔をじっくり眺めました。5つの塔が地面から生 […]

村野藤吾 名古屋丸栄百貨店 垂直マリオンと装飾タイルのファサード

名古屋の中心的繁華街栄にある老舗百貨店。戦争で建設途中になっていたものを村野藤吾が増改築を施したもの。北面と東面は水平スラブと縦マリオンのシンプルでリズミカルなファサード。西面は、大きな壁に小口タイルやガラスブロックを組 […]

今読んでいる本1 ある日の村野藤吾

村野藤吾さんの建築は今みても本当にカッコよく、見習うべきところも多くいつも感動しています。ご本人の本も読みましたが、普段はどのような建築家だったのか。雲の上にいるような存在なのでその内的なものまではなかなか解らなかったの […]

盛岡市 岩手教育会館 菊竹清訓の軽快な内部ディテール

外部足元回りがごついですし、上部は軽快ですし、はたして内部はどんな感じなんでしょうか。 階段上ってまず、手に触る手すりを見ますと、手の触れるところが木。支えとなる部分は細いスチールの軽快なものでした。綺麗な曲線で上ってい […]

盛岡市 岩手教育会館 菊竹清訓のコンクリート打ち放し

荒い力強いコンクリートの足元部分。 どうしてそのように感じるのでしょうか。 一般的には柱と言えば、スーと伸びる四角い角柱なんですが、この岩手教育会館の柱は、四角い角柱の上に更に柱型の荒々しい表面仕上げの付いた四角柱が取り […]

盛岡市 岩手教育会館 菊竹清訓の迫力建築

事務所とホールを備えた岩手教育会館です。迫力あるコンクリートの仕上げによる低層部分、金属外壁のモダンな中高層階、裏に回れば大きなコンクリートの塊のホール部分。これらをぎゅっとくっつけた建物なんですが、迫力があるんです。 […]

村野藤吾模型展  目黒美術館 感動を呼ぶ模型郡

軽快な建物、重厚感溢れる建物とその範囲はとても広いわけですが、何か共通の手触り感というか、職人技が感じられます。水平垂直のモダンな建築には無い手の暖かみみたいなものを、どの建築からも感じ取れます。そのプロポーションもあり […]

村野藤吾模型展 目黒美術館 多様性に驚き

建築家村野藤吾の建物の模型展が目黒美術館で行われています。 これだけ沢山の建築を手掛けたのかと思うと、気の遠くなるような作業量ですが とにかく足を運んだ甲斐があった展覧会でした。 写真や実物は見れても、鳥の目で建物はみれ […]

ウエスティン都ホテル 佳水園 人に優しい曲面手すりの階段

村野さんの階段はいつも感心させられますが、こちらの階段も美しく優しいものでした。手すりは人と建物がふれる部分なので、その手触りが建物の質を表していると言っても過言ではありません。木の手すりはあくまでも握りやすく、そして滑 […]

ウエスティン都ホテル 佳水園 我が家のような客室

廊下を通り、客室へ。 中は、まるで木造住宅のような自分の家に帰ってきたような落ち着いた感じでした。 和風旅館ということかな。 開口部は2方向開けていて、障子が入り、畳の部屋でコーナーには床の間がきちんと設置されているんで […]