自由学園明日館(3)

芝の前庭を見ながら回廊に沿って歩き、エントランスから中に入ります。入口までの動線は、長いほうが贅沢です。気分も変わります。外の空気を一杯吸いながら大谷石が敷き詰められた道を進みます。 玄関の庇は非常に低く、住宅に入る感覚です。扉のガラスデザインが特徴的 扉を開けると小さなホールになり、トップライトから優しい光が注がれます階段を上がると食堂。右へ曲がると廊下で教室があり、左の扉を入ると講堂です。食堂は中二階レベルなので、ホールから食堂の一部が見え、空間が視覚的に連続します 扉を振り返ったところ 低い天井が続き、大きな開口部のあるホールへと導かれます。 天井は船底天井で、2階は今フランクロイドライトギャラリーになっています 照明は間接照明。暖炉が空間を引き締めます。 天井の高さの変化と空間のボリュームが心地よさの要因です。