自由学園明日館(2)

自由学園明日館で行われる講義「レーモンドは何を残したか」2回目に参加しました。明日館は、フランクロイドライト設計のものと、道路を挟んで反対側の遠藤新設計の講堂がありますが、池袋の繁華街の中心から5,6分歩いただけで、とても静かで落着いた建物群が現れるので驚かされます。このあたりが、日本の混沌とした都市の面白さです。 前面の芝生広場に対し平たく水平に拡がる様に建物があり、講堂食堂棟を中心にシンメトリーな配置です。建物は低く、あくまでもヒューマンスケールで、子供達が中心の建物であることが理解できます。 入口の庇は、低く抑え内部に入るにつれて天井も高くなり、空間が流れていきます。ここの照明は、東久留米の自由学園女子部廊下の照明の元です。