シーランチ 同じ素材で造られた心地よいコートヤード

シーランチシリーズは今日で最後。 サンフランシスコから車を飛ばして3時間の地まで来ましたが、ここにはいくつか理想とする建築群がありました。日本の風土に合わせるところは、手を加えることで、こんなに気持ち良い場を日本でも十分作れると感じました。 主張しない建物が上手く配置されることで、まだまだ美しい町並みも形成できると改めて感じさせられました。 海へと導かれるスロープもこんなに魅力的。どうっていうデザインがされているように見えませんが、そこは抑えながらも考えつくされていると思います。 右は閉鎖的な木の壁。左は樹木と左奥にはセンターの建物が見え、正面のゲートのその向こうには太平洋の海が拡がります。 シーランチの発想の基になったバーン。ワイエスの絵にでも出てきそうなどこか郷愁の気持になる原風景がここにはあります。

この投稿へのコメント

  1. 早川正克 said on 2014年8月18日 at 3:51 PM

    初めまして、私もシーランチが好きで富田様のページを楽しく
    拝読をさせて頂きました。
     偶然、シーランチデザインマニュアルを入手した機会がありましたので仕事の合間を縫って翻訳をしております。
     拙い翻訳ですが、日本の古民家の発想に近いものがあることが驚きでした。勝手ながら、事務所に上記のシーランチマニュアルを送付させて頂きました。お時間があればシーランチに関して
    いつかお話ができればと思います。