国際文化会館 庭へと解放されたエントランス

武蔵工業大学で教鞭をとられていた都市計画の住吉教授が退官されるので、そのお祝い会が国際文化会館で行われました。 実はなかなか行く機会がなく今回初めて中まで入りました。 設計は坂倉順三、吉村順三、前川圀男の共同設計という大御所の信じがたい組み合わせ。 水平方向の軽快感がでている素晴らしい建物でした。 アプローチから建物の外壁に沿って玄関に向かいます。玄関前にはH型鋼で支えられた軽快な庇が付いています。 玄関に入りますと、目の前にドーンと開口があり、開口全体に日本庭園が見渡せるドラマチックなホールとなっています。都心にこの緑は信じがたいです。旧岩崎邸の庭園。 手前の芝生は、下の階にある宴会場の屋根に屋上緑化を施したものです。 シンプルな芝生の緑と奥にある日本庭園が重なりあって趣のある景観を提供してくれています。 ガラスの庇のディテールも綺麗です。さりげない感じが良いなー。