彫刻家安田侃の世界 アルテピアッツア美唄(3) 木造校舎と水の広場

アルテピアッツア美唄にのこる木造の校舎。 今は1階が幼稚園、2階が安田侃氏のギャラリーになっています。 安田侃氏は、アルテピアッツア美唄の美唄がこのような形として創造されたきっかけとして、旧栄小学校に通う幼児たちをあげています。 2002年の新建築には 「この元・栄小学校が残った大きな理由のひとつは、古いすき間だらけの寒く凍える校舎に頑張って通い続けた幼稚園児がいた おかげだと思う。通園する幼児もわずかで、閉園寸前だった。この子供たちがアルテピアッツア美唄のメイキングにとって大きな存在となった。 一面真っ白な雪に覆われた山の中の幼稚園にどんな吹雪の日も色とりどりのアノラックを着て元気に通ってくる子供たちの姿は何かを訴えていた。 この子供たちが喜ぶ広場にしようという想いが、アルテピアッツア美唄創生の火種となった。」と述べておられます。 そんな木造校舎の前には直径12mの池が設けられています。池の中には白いビアンコカラーラの大理石が2重に敷き詰められ、白い池となり、 周辺の緑と木造校舎の木の色と見事な対比を見せてくれます。 美しくメンテナンスも行き届いた白い池 川と水の広場と水のステージ   木造校舎 いくつかの煙突は、ストーブの為の煙突。いかにも雪国らしい造形 内部は、構造補強を施されて、今も健在 廊下にも作品が置かれます。 構造架構が美しい