名護市庁舎(2) アサギが散りばめられた風が抜ける市庁舎

こちらは、市街地、駐車場側から見た外観。こちら側も海側ファサードと同じように外部階段が外観上のアクセントになっています。 壁面に沿いながら、外部階段で一気に屋上まで登れます。 最上部から見た名護市庁舎。 名護市庁舎には沖縄伝統の場であるアサギ(神が君臨して会話する場所)が沢山配置されました。 締め切った室内では無く、日蔭の下、風が通り抜ける外部空間で、人が集まり多くの会話が生まれる。そんな場所を市庁舎に散りばめるというコンセプト。 こちらは、市街地方向を見たところ。街と溶けこむ建築というのはこういう建築を言うのですね。 ブーゲンビリアの花が咲き、屋根フレームを緑が覆うようになっています。 中には、水が張られてビオトープになっているところもありました。 階段室の壁には色ガラス(琉球ガラス)が入り、内部空間を華やかに彩ります。 階段内部。 ここは、議会フロアーですが、待合にも琉球ガラスが用いられています。 1階の庇の中にも、コンクリートの屋根の中に、琉球ガラスが打ちこまれたものもあり、楽しい。 本当に沖縄を感じさせてくれる名護市庁舎でした。