赤坂プリンスホテル旧館 竪樋のデザイン 今も多くの事が学べる建築

紀尾井町を歩いていますと、洋館が現れます。 そう、赤坂プリンス旧館と呼ばれていた建物。 チューダー様式と呼ばれる様式を持つ、僕の好きな建築のひとつです。 赤坂プリンス旧館 全体像は何度も見ていますが、よくよく見ますと雨の竪樋のデザインが素晴らしいことに気が付きました。 赤坂プリンス旧館 樋は通常、隠したりできる限り見えないように工夫しますが、この建物ではむしろ目を惹くようなデザイン。 赤坂プリンス旧館 急こう配の屋根が複雑に重なるデザインなので、雨の道をどう考えて屋根を設計するかもひとつのポイントです。 赤坂プリンス旧館 そして屋根の雨を地面に落とすための樋をどこに付けて、どうデザインするかも外装デザインに大きくかかわる部分でもあります。 隠さず、しっかりと美しく見せる。 これもひとつのやり方ですね。 赤坂プリンス旧館 この建物のプロポーションが何とも言えない建築らしさを感じます。 赤坂プリンス旧館 いろいろな要素が入っていますが、それが全体としてまとまっています。 赤坂プリンス旧館 旧宮家の建物で、その後プリンスホテルになり、今はレストランとして現役。 赤坂プリンス旧館 多くの歴史を歩んできた建物は、これからも大切に使われるでしょう。 赤坂プリンス旧館 また、ゆっくりと訪問したい建築です。 赤坂プリンス旧館