ジェフリー・バワ パラダイスロードカフェ(2) 狭い通路を抜けた先にある水盤のある中庭

ここからのアプローチがまた圧巻。建築は内部空間が一番なんですが、外部から内部に向かうそのスペースがその建築の質というか格というか価値を決める重要な部位であることは間違いありません。日本の建築も海外のものもそこは同じ。 さて、パラダイスロードのアプローチ。大きなアーチをくぐり、駐車スペースの大きな中庭に入り、そこからまた狭い廊下に入ります。その先には光が見え、思わずそのに向かって足が進みます。 そして水盤のある屋根がかかる中庭が現れます。ウーン感動 水盤の幅は通路と同じぐらいですが奥行があり、天井屋根のスリットも同じように縦に長いスリット状の開口となっています。 両側はまた屋根の無い庭で、しかも壁で閉鎖された本当に静かな空間を作り出しています。 水盤は通路で囲まれ、右は絵を飾るギャラリーとなり、左もまた煉瓦壁を見ながら進めるようになっています。 この中庭空間は本当に気持ち良かった。