ドミニク・ペロー 大阪富国生命ビル  低層部のランダムガラスカーテンウォールが美しい。

建物の外壁を全てガラスで覆うガラスカーテンウォールのビルはモダン建築では何も珍しくありませんが、大阪北にできた富国生命ビルは、そのガラスの持つ透明性や反射性を利用して低層部をランダムガラスの配置にすることにより、何か彫刻的なクリスタルの塊にも見えます。設計したのはフランス建築家ドミニク・ペロー氏。地面から剥いでる樹木のイメージで設計されました。確かに低層部は大きく膨らんでいて、中高層部はしゃんと垂直に伸びていきます。 ガラスは熱線反射ガラス。曇り空を写し込んでこれはこれで玄人好みの渋さ 低層部のガラスがランダム配置の為、光が拡散して反射するので存在感が出ています。