ジェフリー・バワ NO.87の住宅 黒い屋根構造をそのまま表した天井

彫刻のような階段を上ります。 勾配屋根の構造材をそのまま室内に表した天井。垂木が美しい。 そいてその先に外へと伸びた部屋が見えてきます。 室内が黒く仕上げてあるので、そとの景色が目に飛び込んできます。 ここは、屋根勾配を考慮して床が一段低くなった部屋。 この椅子に掛けますと、天井の低さが丁度よく、守られた感じでとても落ち着きます。 階段側を振り返るとこんな感じ。 妻面の開口部も緑を捉えて美しい 低い天井がそのまま屋根の勾配で高くなり、吹抜けを介してまた降りていきます。形は切妻屋根の単純な形なんですが、その中に展開している空間は本当に豊かなものでした。 こんなバルコニーというか半外部の部屋は本当に気持ちが良いものだと今回の視察で確信しました。