金山町立明安小学校(2) 美しい木アーチの連続した屋根架構

山形県金山は、樹齢80年を超えるブランド杉である金山杉の生産が盛んです。 ここで作られる建物の多くもこの金山杉を用いたものとなっています。 この明安小学校もその一つ。 何と言いましてもこの建築の魅力は屋根を支える美しい木造架構ではないでしょうか。 冬の豪雪を考えますと、その積雪荷重からどうしてもその屋根を支える構造材は太く重厚なものになります。 ここではアーチとトラスを上手くデザインしながらその重々しい構造ではない、軽快な構造架構を実現しています。 金山町立明安小学校 時計の下は職員室 金山町立明安小学校 職員室のこちら側が開架図書スペースです。 美しいアーチの天井が続くホール 金山町立明安小学校 段差を上手く利用して奥行感のあるホールになっています。 ハイサイドライトがリズミカルに配置。天井面が明るい 金山町立明安小学校 アーチのトラスを受けるのはV字の梁で、それがコンクリートの壁に荷重を伝えます。 カーテンのところが教室になっています。 ホールと教室をカーテンで区切るというのも面白い。 連続するハイサイドライトからの光が天翔に反射して綺麗です。 金山町立明安小学校 細い部材で構成された軽快な空間 こちらは、パソコンを扱うコーナーがある空間 金山町立明安小学校 上手くカーブした腰壁で区切られています。 金山町立明安小学校