奈良 紀寺の街を散策 さりげないお庭
町屋が多く残る、奈良紀寺周辺。
ちょっとした路地に日本的なしつらえの平屋を見つけました。
目に留まったのは、道路と建物の間のデザインです。
殺風景なコンクリートブロック塀とか、フェンスは無く、建物と道路が近いのですが、
建物と道路境界の間に、コンクリートの床を打ち、そこに植栽を、これまた盆栽のように植えてあります。
平屋の木造ということもありますが、ヒューマンスケールであり、かつどこか懐かしい建物。
粋に植えた植栽と木製の引き戸玄関のバランスも良いです。
ちょっとした、道路際の庭なんですが、よく見ると手入れが行き届いていて、苔もきれいに植わっています。
歩いていても、ちょっと足が止まります。
こちらは、また違う御宅。
こちらも、土間コンクリートで境界と建物の間を仕上げていますが、
丸く開けた部分に植栽がなされていて、こちらもなかなか魅力的。
窓に掛けられた葦簀も効果的です。