遠藤新 自由学園 男子部体育館 光を取り込むスリット開口

ここまでブログに載せてきました自由学園の校舎は遠藤新の設計による東京都選定歴史的建造物。最後がこの男子部体育館。大きな縦スリットの開口部から体育館アリーナに光を取り込む設計。両サイドの円形アーチのところから入ります。 沢山の建物は時代時代に合わせて建てらてきた建築ですが、この男子体育館の建設時は経済的に少し苦しい時で、屋根はシンプルな片流れとなっています。 左右対称の造形 アリーナ中央部分のハイサイドライトはかなり大きな開口部。十分な光を採り入れて、天井に反射させています。これなら昼間は照明を点けないで体育ができます。 2階の開口部や、手すりのデザインに優しさを感じます。